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還元力―物質のサビを取って元に戻す力

酸化還元電位とは?

還元力とはひと言でいえば、物質のサビ(酸化)を取って元に戻すチカラのこと。キパワーソルトは、その還元力を備えています。たとえば食べ物は腐ります。鉄は錆びます。これらはすべて「酸化」です。酸化は酸素と化合する、水素または電子を奪われる反応。原子の状態はプラス(原子核)を中心に回っているマイナス(電子)の数が不足している不安定な状態です。これらの逆反応が還元です。酸化したものに、水素やマイナス(電子)をプレゼントして、安定状態にする。これらの還元や酸化の状態は測定装置があれば簡単にわかります。測定装置の値がプラスに振れるほど酸化、マイナスに振れるほど還元です。これを酸化還元電位といいます。

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私たちが日常飲用している水道水のORP値は約500mvのプラス実測値を示します。 ORPテスターではマイナスの値が大きくなるほど還元する力が強く、逆にプラスが大きくなると強い酸化する力を持つということになります。

酸化還元電位(ORP)テスターで見るキパワーソルトのパワー!

では、キパワーソルトの還元力を酸化還元電位(ORP)テスターの数値で、他の食品と比較してみましょう。数値はマイナスが大きくなるほど還元力が高く、逆にプラスが大きくなると酸化力を持つということを示しています。下記に主な食品の還元電位(ORP)の測定値を表にしました。ご参照下さい。

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命から命へ受け継がれる成分バランス

世界でも類を見ない海水と塩田の土から生まれた理想の数値

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キパワーソルトは豊かな自然と生態系の循環システムが守られた環境下でしか採取できない貴重な塩。世界中を探しても、同じ環境はないでしょう。その海水と塩田の土から生まれた豊かな養分を含む天日塩に、当社の独自製法「高温焼成」を行うことで、成分である無機塩類は濃縮され、高まっていきます。自然の成分バランスを崩すことなく、そのまま濃縮したキパワーソルト。下記成分表の数値は、豊かな自然と生態系の循環システムが生み出したキパワーソルトに含まれる無機塩類の数値です。まさに理想の数値と言えるでしょう。

体に必要な自然の無機塩類

無機塩類の定義は現代化学でも定かではありません。無機塩類の研究は世界レベルで見ても未知の領域が多い世界。しかし身体機能の維持調整に欠かせない栄養素であることは間違いないようです。化学的には92の天然元素のうち、水素・炭素・窒素・酸素を除く88の元素の総称を「無機塩類」と呼んでいます。その内訳は多量無機塩類であるナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、塩素。微量無機塩類である鉄、亜鉛、銅。そして超微量元素といわれるフッ素、ヨウ素、セレン、クロム、銅など。これらの無機塩類は微量でも体内で重要な役目を担っていることが最近の研究によって少しずつわかり始めてきました。地球も92の天然元素から構成され、地球上にある無機塩類は、生命の原点である海にバランスよく含まれています。

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独自の高温焼成

高温焼成で有害な物質を分解・消去した、安心な塩

キパワーソルトのベースは韓国伝統の焼き塩。昔の人は不老長寿のために、焼き塩を食べていました。当社では、この伝統的な「焼く」という行為と、その温度に着目し、独自の高温焼成特許製法(特許第2092094)を開発しました。
焼成温度が低いとダイオキシンや環境ホルモンといった有害な物質は完全に分解・消去できません。そこで研究の末、800度以上から1200度の高温で焼成すると、塩に含まれている酸素や窒素などの非金属化合物の多くが気化し、ほとんどが単純な無機質の化合物に分断されてしまうことが判明しました。同時にダイオキシンなどの有機化合物は消去あるいは無機化されてしまうことも確認できました。この安全性を立証するために、当社は日本と韓国の公的機関に依頼し、汚染物質の有無を検査。その結果、日本の財団法人日本食品分析センターでは環境ホルモン9種類検査(PCBなどの添加物、殺菌剤のトリプルスズ化合物)で、全項目一切「検出せず」の検査結果。また韓国の国家機関、産業技術試験院ではダイオキン類PCDD+PCDF分析検査で検出値pg(1兆分の1)0.0pgという分析結果をいただきました。

※現在は、特許製法をベースとした独自製法にて生産。

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高温焼成で生まれる還元力

高温で長時間焼成すると、粒子はどうなるか?電子顕微鏡でのぞいてみます。焼成前の粗塩の結晶体はサイコロのような正四角形の六面体、大きさは約5ミリ。写真で見ると塩の結晶体の表面にブツブツとくっついているものが無機塩類です。
では、焼成後の結晶体を焼成前と同じ倍率で見ます。すると粉状にしか見えません。そこで倍率をあげて見ると、その大きさは粗塩時の1/35(直径0.014mm)という微少な粒子になり、さらに形状は正四角形の六面体からジャガイモのような形に変化しています。無機塩類はさらに細かくなり、塩の粒子に食い込んでいる様子が確認できます。その直径は1.5nm(ナノメートル/10億分の1ミリ)。
また、800度以上の高温で焼成された粗塩は、その元素(分子)が不安定となります。そして酸化物のような不安定物質と結びつき、還元反応が起こるのです。高温長時間焼成は粒子を微細にすることで、キパワーソルトの体内吸収性を高め、還元力を高めていると言えるでしょう。

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開発の背景

新羅王家の子孫が継承した長寿の塩。それがキパワーソルトの源流です。

韓国の東半分を占めた古代国家新羅国。この新羅最後の国王「敬順王」を先祖として、「慶州金氏」の系譜がはじまります。
現在37代目となる金鍾甲が受け継いだものに、特別な塩の製法がありました。これは陰陽五行説に基づく自然科学、薬学薬剤研究の中から、塩を高温で焼くことで、長寿の塩として使うことを古くから経験的に見出した製法と伝えられています。
この秘伝の塩は、年一回作り、お寺の修行食として納め、残りの塩は一族で使っていたのです。その結果、金(キム)家の人は、代々元気に長生きをしたことから、「長寿の塩」として伝えられてきました。
そしてこの塩が、韓国から日本へ渡り、当社がこの塩の製法をキム家から受け継ぐ背景には、多くの物語がありました。

祖父が受けた恩義に報いた門外不出の塩

35代目にあたる金珠煥は、日本に留学していたとき、関東大震災で被災、また、その後に起こったひどい人種差別を経験しています。その当時の下宿のご主人が必死に彼を守り、密かに母国へ逃がしてくれたそうです。金珠換は、この命の恩人に対して、いつかは報いたいと願いつつも、叶わずこの世を去りました。
しかし、この想いは一族に受継がれていたのです! 後にキパワーソルト開発者となる日本人の上田秀夫は、37代目の妹・金宣希と運命の出会いをして結婚。そこで、上田は『キム家秘伝の塩』で一夜にして健康を取り戻すという奇跡の体験をしました。これがきっかけとなり、上田は『秘伝の塩製法』を研究することになります。
写真は、伝承されてきた気の最も高い場所に作られた古代窯と燃焼する窯の中です。これを原点にして、現在のキパワーソルトが開発されたのです。そして、このキパワーソルトを本格的に生産するために、2001年韓国にある塩工場・清水食品(写真・右)を買収して日本へと広めていくことになるのですが、このことが許されたのも、35代目・金珠換の日本人の恩に報いたいという想いが子孫に受け継がれていたからです。