1985年、韓国秘伝の焼塩の出会い
当時、私は、田中貴金属工業(株)の顧問でしたが、シンガポールの帰路、飛行機の中で急性肝炎を患ったのですが、韓国秘伝の焼塩で健康を取り戻しました。同年、私の友人である佐藤稔医学博士(東京家政学院短期大学助教授)は、私が持ち帰った韓国秘伝の焼塩で十年来患っていた痛風が緩和され、それ以来痛みから解放されました。
このことがきっかけになり、韓国秘伝の焼塩の基礎研究に入り、次のことに気づいたのです。
- 韓国秘伝の塩に「還元力」を発見。後の研究で、酸化物を還元する「高い還元力」があることを証明しました。
- 焼塩の原料である韓国塩田産天日塩を分析した結果、世界でも類を見ない自然のままのマグネシウム・カルシウム・カリウム等の天然元素を豊富に含んでいる塩であることを発見。調べたところ、この原因は、世界に例を見ない生きた干潟の上に作られた塩田で、一切の精製処理を施さず、昔のままの塩田製法を守り続けている汚染のない自然環境がもたらした自然の恵みをたっぷりと含んだ塩であることが分かりました。
- 佐藤稔医学博士は、様々の慢性病の人に韓国秘伝の焼塩を摂取させる臨床研究を続けた結果、焼塩が持つ還元力だけでなく、自然のままのミネラルバランスを持ったマグネシウム・カルシウム・カリウム等の天然元素を体に補給した結果、人間が本来持っている生命力を引出していることがわかってきました。これらは、後に韓国・国立木浦大学/天日塩生命科学研究所、天日塩・塩田植物R&D研究所、中国・復旦大学薬学部の研究でも立証されています。
戦後の日本の塩政策を知る
日本は、明治38年以来「塩専売法」で国が塩を専売していました。日本は、7世紀頃朝鮮半島から伝来した砂の塩田で塩を生産する方法で塩を生産していました。この製法は、太陽熱で熱した砂の上に海水を撒いて、短時間に砂の周りに塩を結晶させた砂を集めて、再度海水をかけてカン水(塩分濃度の高くした海水)を作り、これを平釜で煮詰めて塩を結晶させる方法でした。しかし、この製法は、砂が混じるなど良質の塩が生産できないだけでなく、人手間と燃料のコストがかかり過ぎる欠点があったのです。
第二次大戦で敗戦を迎えた時、日本は、塩の政策を大きく転換しました。その理由は、敗戦国を復興するために日本の技術を生かした工業立国を目指したのですが、そのためには工業用資源として大量のできるだけ安い価格の塩(NaCl)が必要になったのです。
そこで、工業用の塩は、世界で最も価格が安いと言われている5万ヘクタールの大規模塩田で生産したメキシコのゲレロ・ネグロ塩田産の塩を中心に輸入することにしたのです。一方、食用塩は、日本が開発した「イオン交換膜」を用いて、日本の海水から生産する塩を用いることにしたのです。
その後、塩政策を一部変更して、食用塩も工業用に輸入した輸入塩を用いるようになります。工業用の塩は、99%以上塩化ナトリウムの塩のために、輸入した塩を日本の海水に溶かしてニガリなどを混ぜて再度結晶させた塩を食用塩としたのです。
これらの塩は、塩化ナトリウム99%以上と純度が高く、殆どミネラルを含んでいませんが、食用塩としての安全性を確認した動物実験などのデータはないようです。
世界で問題になっているミネラル欠乏症
佐藤稔医学博士は、50年前の食品と現在の食品のミネラルなどの成分の比較調査を行った結果、今日の食品の成分は50年前の成分から大幅に減り、80~90%以上低下していることがわかりました。これらの原因は、栽培方法の変化、農薬などで土壌の枯渇などにありました。その上に、大量生産をする加工食品の大半は、食品の原料を精製して用いているために、ますます食品からミネラルなどの成分が失われているのです。
食用塩も同じで、ミネラルの殆ど含んでいない塩を食用に用いるように変わってしまったのです。
佐藤稔医学博士は、様々の生活習慣病といわれている慢性疾患の患者に「還元力を備えた焼塩」を毎日一定量摂取させる臨床研究を行った結果、それぞれに改善効果がみられました。この原因は、「還元力を備えた焼塩」に含まれる、体に不足している超微量天然元素が供給されることによって、体が本来備えている生命力を高めていることにあるとしたのです。これらは、その後の韓国の塩研究でさらに裏付けられています。
韓国は、貴重な昔ながらの塩田製法の塩を後世に残す法改正へ
人類が「塩」を食べるようになったのは何時からか? これは、定かではありません。しかし、間違いなく、「塩」を食べるのは人間だけです。塩は、戦前まで、貴重で高価なもの、大切なものとして扱われてきたのです。しかし、今日では1キロ¥100という安い価格で購入できます。
人間と塩のつながりを知るには、塩の原語となったラテン語「Salus」に見られます。サルス(Salus)は、塩の女神の名前であり、健康と繁栄を象徴する言葉として残されています。塩は、間違いなく人間を健康にし、繁栄させるために食べるようになったものです。しかし、戦後、「塩」にも経済の合理性が求められ、他の食品と同じように、ミネラルを殆ど含んでいない塩に変わってしまったのです。
2003年、韓国塩田産の塩も、合理化された安い価格の輸入塩に押されて、どんどん廃田に追い込まれていました。しかし、私達は、韓国で開催された食品のシンポジウムに参加し、日本で研究したデータを基にして、韓国塩田産塩が人間の健康にとって欠かせない貴重な塩であることを訴えました。この声は、韓国の学術者と政府に届きました。その後、政府機関は、400カ所以上の塩田の調査を行い、国際基準に照らして安全な食塩であることを確認した上で、2008年食塩として認める食品衛生法の改正を行ったのです。ゲランドの塩で有名なフランスも、食塩として認める法改正を2007年に行っています。
現代人に必要な「還元力を備え、自然のミネラルバランスを持った焼塩」を開発・供給へ
日本では、戦後決めた塩政策が徹底してすすめられ、1971年に全ての塩田を廃止しています。そして、塩専売制度を廃止して、2002年に塩完全自由化を行っています。
私達は、現代人の健康のために「還元力を備えた焼塩」を開発・生産するために、1996年に製法特許を取得し、日本の塩完全自由化を待って2002年に韓国工場を買収して生産体制を作りました。同時に、これまで日本、韓国、中国で行った塩研究の内容は、2003年、東京で国際シンポジウムを開き、発表しています。
その後、基礎を作った佐藤稔医学博士の研究は、韓国の天日塩生命科学研究所、天日塩・塩田植物R&D研究所に引き継がれ、2009年日本の東京・大阪・沖縄で行われた「塩と健康シンポジウム」で発表されています。
韓国の生産体制も整い、今後、日本人の健康に役立てて戴くために、本格的な普及活動に入りました。一番大切なことで、一番難しいのは、「塩」について正しい知識を知って、「塩」の大切さに気付いて戴くことです。そのために、私達は、「塩と健康」をテーマにした講演を行っていますので、ぜひ一度ご参加ください。
「還元力を備えた焼塩」の特徴
- 「還元力を備えた焼塩」は、水に溶かして戴くことで、酸化還元電位を計測するテスターで計ると「マイナス150mv以上」で表示されます。この「還元力を備えた焼塩」は、日本の筑波大学、韓国の国立木浦大学天日塩生命科学研究所の研究でも活性酸素を消去する効果があることが立証されています。
- 「還元力を備えた焼塩」の原料は韓国塩田産天日塩を用い、特許製法で高温焼成すると、焼塩に「還元力」が備わります。同時に、製造過程で一切の精製処理や添加物を用いていないので、現代人に不足している自然のままのバランスを持った超微量元素が多く含まれた焼塩になります。
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